「みんなで幸せになると良いよ。」

3.気付けなかった伏線たち

あの遺書からすべてが繋がってしまった。


番号交換した親友の「連絡がとれない」嘘をつくときの沈黙。



佐紀ちゃんとの食事中に知っているのに隠したことを申し訳なさそうにしたヒイラギの表情。



昨日電車と砂浜で感じた「得体の知れない不安」



いつかの野田の不適な笑み。

「来たら面白いのに。」

その言葉、笑顔、意味。




「別れて欲しい。私は汚いよね、ごめんやで。別れて。」

「汚い」という述語。




汚くなんてないのに、





汚れてなんてないのに。
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