「みんなで幸せになると良いよ。」
椿はといえば浮気のようなことは全くしている気配はなかった。

勿論カマをかけるようなこともしなかったし、疑った目で一挙手一投足を見るようなことはなかったから僕が気付いていないだけかもしれないけど。

次第に僕の「サークル活動」の話題もなくなり、
少しの注意も、少しの僻みも、少しの妬みも

少しの干渉もなくなっていった。
< 57 / 266 >

この作品をシェア

pagetop