なんでそんなに?思ってくれるの?
「葵!こっち」

海斗が予約したのはそんなに高くもなくでも美味しいお店だった。

「ん、美味しい。さすが海斗」

「これくらいは余裕。で、本題の新しい案件ね」

私は事業案件とか新しく始める仕事とかを続くかどうか、欠陥がないかどうかを見分けるのに才能がある。らしい。

「これね。ふ~ん。まぁ、妥当な線じゃない?気になるのはこの辺かな。この言い回しは分かりづらい」

「確かに。他は?」

「大丈夫だと思う。株のお金の話もあるんだっけ?」

「そう、俺らが学生時代に稼ぎまくったこの金新しい企業に投資しようかと思ってその相談」

実は私達2人は同じサークルで出会った。
そこから、私も海斗も株をやってたから二人で始めたらめちゃくちゃ儲けた。

「ベンチャー企業?それはリスクあるでしょ。何円かけるかによるけど」

「いや、ベンチャー企業に限るわけではなくて…、…、……」

結局、一旦株の話は保留になった。その理由は私の勉強不足で。株の勉強してる暇あったら看護師についてやってるわ!とか思うことはあったけど…、

「じゃあ、私のターンね」
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