小児科医が甘え下手な看護師に愛を教えました
タイムリミットは日に日に近づいてきた。

真くんの調子は良くなったり、悪くなったり…
正直難しいかもしれない…、、

その考えがよぎる中、ナースステーションを通り過ぎた悠くんがいた。思わず追いかけた。

「…悠くん!」

「…っ!葵さん、大丈夫。わかってるよ。ちゃんとわかってる」

何がわかってるだよ、そんなに寂しそうな背中をして。でも、私はかける言葉が見つからない。

「悠くん。この前の後悔で押しつぶされそうって気持ちまで両親に話してみない?」

「え?」

「見に来てほしいけどもし何かあった時に後悔したくないって気持ちまで全部、話してみたら?」

「…もういいんです。ほんとに」

見せかけの微笑みで悠くんの姿は見えなくなった。
< 41 / 63 >

この作品をシェア

pagetop