小児科医が甘え下手な看護師に愛を教えました
そしたら、松崎さんの後ろから南が来て

私には聞こえない声の大きさで
「松崎さん、ドンマイ。これからですよ!」

と声をかけていた。

「南、どうしたの?」

「ちょっと忠告をしにきた」

「誰に?」

「ん?葵に」

「私?」

「あのね…」

南が話した内容は、私が頬に傷を負ったときに松崎さんに手当をしてもらったときに、まだ私をよく思ってない人がいるから気を付けて…ということだった。

「うん、オッケー。ありがとう」
それに対して私が返すと

「え?軽くない?返事。大丈夫?この前も手切ってたよね?」

松崎さんの心配性が始まった。

「はい、こんな感じなんで葵のことよろしくお願いします、松崎さん」

「別に、大丈夫だって。私、強いよ?」

「いやいやいや、その強さを自分を守るために使えてないから怖いの」

松崎さんが言った言葉に南も首を何回も縦にふる。

「まぁ、そん時はそん時で頑張るよ。なるようになるでしょ。あっ、もうこんな時間。今日、折り紙教える約束子供たちとしちゃったからいかなきゃ。お疲れ様です」

私は急いで小児科の病棟に行った。
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