小児科医が甘え下手な看護師に愛を教えました
SIDE樹

「松崎さん」

「うん、南ちゃん。わかってるよ。ちゃんと見とく、立花のこと」

「お願いしますね。で!やっぱり葵のこと好きですよね?」

「…うん。今までで一番本気かも」

「松崎、ちゃんと葵さんのこと見とけよ」
スタスタと歩いてきたのは

「おい、どこから聞いてたんだよ。三浦」

「南が話し始めたくらい」

「ほぼ最初からじゃねえか」

「自分の妻を見つけ出す才能があるもんで」
さり気なく南ちゃんの肩に手を置く。

「うわ、ノロケだ。てか、三浦が葵さんって立花の下の名前で呼んでるの許せん。俺はまだ立花なのに」

「逆に、仕事中呼んじゃったりしたらまた新たな誤解になるんじゃない?」

「う…、確かに」

「とりあえず、葵さんのことは傷つけるなよ。良い人なんだから」

「私の親友だから、何かしたらうちら夫婦が敵になっちゃうかも。松崎さん」

「そんな、ニコニコして言わないで。南ちゃん」
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