小児科医が甘え下手な看護師に愛を教えました
「ん…、あ…れ?ここ…」

「海斗、目覚めた?」
三浦先生が海斗に駆け寄った。

「なんで…びょういん?」

「 倒れたんだよ、ロビーで。おぼえてない?」

「たおれた…」

「海斗」

私は声をかけた。

その声に反応したと思ったら、ひゅっ と息を吸って勢いよく体を起こした。

「っあお、あ、あ、あおい…たす…けて」

自力で体を支えるほどの体力は残ってなくて思わず抱き留める。

「ちょっ、かいと?」

明らかに早く胸を上下させて、はぁ、はぁと私の耳もとに響く吐息の中に彼はある言葉を混ぜた。

「いもーと、いもうと、がっ しんだ」

「え」

シンダ?

ずしっと海斗の体は重くなる。


「解熱剤!持ってきて、はやく!」

三浦先生の指示が飛び交った。
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