子兎さんは俺様総長のお気に入り


理王の舌が侵入してくればもう、主導権が私に来ることはない。



砂糖菓子を転がすように、絡めとられて体温が上昇する。




「……んっ」




理王のキスする時に指を絡めて、ぎゅって手繋いでくれるの好きだなあって思う。




色んなことから私を守ってくれた、暖かくて優しい大きな手。





どのくらい触れていただろう…ゆっくりと唇が離れて、手は繋がれたまま向き合う。





「うさぎ、ありがとう」



「私こそいつも、ありがとう」





しばらく2人で月を眺めて、夜を過ごしたことを一生忘れないだろう。





次の日も、その次の日も変わらず楽しく過ごして、あっという間に夏休みが終わって2学期に突入するのであった。
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