子兎さんは俺様総長のお気に入り
8.愛する人を賭けて
1ヶ月後──
早川さんはたまにしか学校へ来なくなり、来たとしても静かに授業を受けていた。
また平穏が訪れ、帰りは週3回ほど倉庫へ行って、帰れば空き時間で理王に勉強を教えてもらう、そんなルーティンをこなして1ヶ月が過ぎ去ったのだ。
今日は倉庫へ行く日で、着いた私は複雑な気持ちで頬膨らませている。
「ちょっと…!ダイエットしてるのにどうして私が好きなものばかり置いてあるの?」
「だはは!やっぱ子兎はそう言うと思った」
「大翔の仕業?ひどーいっ!」
「俺だけじゃねーよ、みんなお前が葛藤して、最終的に誘惑に負けて頬張る姿が見たくて用意してるんだ」
目に涙を浮かべて笑う大翔は、こうやっていつも私を揶揄う。
…そう、私が複雑な気持ちだったのは、幹部室と言われるテーブルには、バターたっぷりのクッキーやコーラが置いてあるからだ。
その他にも、『期間限定』という言葉に弱いのを知っていて、その文字が入っている美味しそうなスナック菓子も沢山あった。
「うさぎちゃん、冷蔵庫にもバニラのアイスあるから食べてってね」
「うん、蓮さん。私の話聞いてた…?」
「もちろん!全部みんなとシェアして全種類食べたいって話でしょ?」
「…まだ何も言ってないです」
「うさぎちゃんは素直だから、行動パターンがわかりやすいよね」
早川さんはたまにしか学校へ来なくなり、来たとしても静かに授業を受けていた。
また平穏が訪れ、帰りは週3回ほど倉庫へ行って、帰れば空き時間で理王に勉強を教えてもらう、そんなルーティンをこなして1ヶ月が過ぎ去ったのだ。
今日は倉庫へ行く日で、着いた私は複雑な気持ちで頬膨らませている。
「ちょっと…!ダイエットしてるのにどうして私が好きなものばかり置いてあるの?」
「だはは!やっぱ子兎はそう言うと思った」
「大翔の仕業?ひどーいっ!」
「俺だけじゃねーよ、みんなお前が葛藤して、最終的に誘惑に負けて頬張る姿が見たくて用意してるんだ」
目に涙を浮かべて笑う大翔は、こうやっていつも私を揶揄う。
…そう、私が複雑な気持ちだったのは、幹部室と言われるテーブルには、バターたっぷりのクッキーやコーラが置いてあるからだ。
その他にも、『期間限定』という言葉に弱いのを知っていて、その文字が入っている美味しそうなスナック菓子も沢山あった。
「うさぎちゃん、冷蔵庫にもバニラのアイスあるから食べてってね」
「うん、蓮さん。私の話聞いてた…?」
「もちろん!全部みんなとシェアして全種類食べたいって話でしょ?」
「…まだ何も言ってないです」
「うさぎちゃんは素直だから、行動パターンがわかりやすいよね」