あの駅で君を待つ。
プロローグ
誰にだって、知られたくない一面がある。
俺にも、クラスのあいつにも、きっとある。
きっと、あいつも知られたくなかったんだ。
海の見える無人だったはずの駅。
そこにいた彼女も、そうだったんだろうか。
…いや、あいつは違うな。
いつも思ったことははっきり言って、それが自分にとって都合が悪いことでも、飄々としている。
だから、俺はそんなあいつに心を開けたんだ。
自分がどう思われているかなんて気にしなくていい。
彼女だったら、嫌になったら嫌と言うだろうから。
でも
俺は少し、踏み込みすぎたのかもしれない。
彼女のその強さに甘えすぎた。
もう、踏み込まない。
俺に踏み込む勇気が出るまでは
さよならだ。
俺にも、クラスのあいつにも、きっとある。
きっと、あいつも知られたくなかったんだ。
海の見える無人だったはずの駅。
そこにいた彼女も、そうだったんだろうか。
…いや、あいつは違うな。
いつも思ったことははっきり言って、それが自分にとって都合が悪いことでも、飄々としている。
だから、俺はそんなあいつに心を開けたんだ。
自分がどう思われているかなんて気にしなくていい。
彼女だったら、嫌になったら嫌と言うだろうから。
でも
俺は少し、踏み込みすぎたのかもしれない。
彼女のその強さに甘えすぎた。
もう、踏み込まない。
俺に踏み込む勇気が出るまでは
さよならだ。
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