タオル係の、独占欲。(短)

思えば、最近の私は元気だった。


あまり学校で伏せることはなくなったし、会話をすることも増えた。有里と朋という、友達的な存在も出来たし、私が感動屋だと暴露する事も出来た。


それら全て、緒都くんのおかげなんだ。



――今日から俺、君のタオル係になる



あの言葉から始まった不思議な関係は、私に色々な変化をもたらした。いい方向に、明るい方向に。常に私を引っ張ってくれた気がする。


だから、もう充分。

緒都くんが、私の世話を焼かなくていいんだよ。



「ありがとう、緒都くん」



そして。



「さようなら、タオル係」


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