君が死ねばハッピーエンド
男性教師に連れられて私と担任が入ったのは生徒指導室だった。
ちょっとしたことでも、何か問題を起こさない限り通常、生徒が入ることは滅多に無い。
他の教室と同じ広さだけど机が四台置かれているだけで、使わない机や椅子がいくつか教室の後ろに追いやられている。
四台の机は小学校の給食の時間みたいに向かい合わせに、”グループの形“になっていた。
教卓側から教室を見ているとして、その右手の前の席に俯いて座っていたのは渚先輩だった。
「渚先輩…?」
「シイナちゃん…」
私の声に先輩はゆっくりと顔を上げて私の名前を読んだけれど、その声は酷く掠れていて、うまく聞き取れなかった。
男性教師が先輩の隣に座って、促されるまま先生同士、生徒同士が向かい合って座った。
渚先輩の机の上には生徒手帳が置いてある。
その横に並べて置かれているのは私の学生証だった。
ドクンッと大きく脈を打った心臓が痛い。
なんで…嘘でしょ。
なんでここに私の…その生徒手帳も私のなの?
違う。渚先輩が悪いんじゃない。
きっと拾ってくれたんだ。
バイト先で落としてたのかな。
先輩も返すタイミングを失って忘れてたんだ。
だってそうじゃなきゃおかしいよ!
「これは、この子の物だな?」
男性教師の言葉に渚先輩はコクンと小さく頷いた。
「そう…です…でも俺は本当に知らない!シイナちゃん!ほんとなんだ!」
「どういうことですか?」
勢いで立ち上がった渚先輩を担任が宥めながら、男性教師に聞いた。
ちょっとしたことでも、何か問題を起こさない限り通常、生徒が入ることは滅多に無い。
他の教室と同じ広さだけど机が四台置かれているだけで、使わない机や椅子がいくつか教室の後ろに追いやられている。
四台の机は小学校の給食の時間みたいに向かい合わせに、”グループの形“になっていた。
教卓側から教室を見ているとして、その右手の前の席に俯いて座っていたのは渚先輩だった。
「渚先輩…?」
「シイナちゃん…」
私の声に先輩はゆっくりと顔を上げて私の名前を読んだけれど、その声は酷く掠れていて、うまく聞き取れなかった。
男性教師が先輩の隣に座って、促されるまま先生同士、生徒同士が向かい合って座った。
渚先輩の机の上には生徒手帳が置いてある。
その横に並べて置かれているのは私の学生証だった。
ドクンッと大きく脈を打った心臓が痛い。
なんで…嘘でしょ。
なんでここに私の…その生徒手帳も私のなの?
違う。渚先輩が悪いんじゃない。
きっと拾ってくれたんだ。
バイト先で落としてたのかな。
先輩も返すタイミングを失って忘れてたんだ。
だってそうじゃなきゃおかしいよ!
「これは、この子の物だな?」
男性教師の言葉に渚先輩はコクンと小さく頷いた。
「そう…です…でも俺は本当に知らない!シイナちゃん!ほんとなんだ!」
「どういうことですか?」
勢いで立ち上がった渚先輩を担任が宥めながら、男性教師に聞いた。