君が死ねばハッピーエンド
「今度さ、映画行かない?」
二人で並んで通学路を駅に向かって歩いていたら、朔が言った。
「映画?何か観たいのがあるの?」
「そういうわけじゃないんだけど。むしろなんでもいいっていうか」
「とにかく映画が観たいんだね」
クスクス笑っていたら朔に頬を軽くつままれた。
「笑いすぎ。シイナとゆっくりしたいだけなんだ。だから目的は別に映画じゃなくてもいいんだけど」
「ううん。私は映画がいいな。特に観たいのが私もあるわけじゃないんだけど。映画館って好きなんだ」
「俺も」
「じゃあ次の土曜日に行く?」
「バイトは休み?」
「うん。この前十二月のシフト出て、休みだったよ。日曜はバイトだったから、土曜がいいな」
今週の土日から、もう十二月になる。
どおりで朝夕だけじゃなくて、昼間も木陰に入ると随分寒くなってきた。
今年は暖冬だってニュースで頻繁に言われていた。
確かに太陽の下だと日中は汗ばむ日もあった。
でも今週末からはグッと冷え込むらしい。
映画の日、何を着て行こうかなって頭の中でぐるぐると考え始めてしまう私に朔が言った。
二人で並んで通学路を駅に向かって歩いていたら、朔が言った。
「映画?何か観たいのがあるの?」
「そういうわけじゃないんだけど。むしろなんでもいいっていうか」
「とにかく映画が観たいんだね」
クスクス笑っていたら朔に頬を軽くつままれた。
「笑いすぎ。シイナとゆっくりしたいだけなんだ。だから目的は別に映画じゃなくてもいいんだけど」
「ううん。私は映画がいいな。特に観たいのが私もあるわけじゃないんだけど。映画館って好きなんだ」
「俺も」
「じゃあ次の土曜日に行く?」
「バイトは休み?」
「うん。この前十二月のシフト出て、休みだったよ。日曜はバイトだったから、土曜がいいな」
今週の土日から、もう十二月になる。
どおりで朝夕だけじゃなくて、昼間も木陰に入ると随分寒くなってきた。
今年は暖冬だってニュースで頻繁に言われていた。
確かに太陽の下だと日中は汗ばむ日もあった。
でも今週末からはグッと冷え込むらしい。
映画の日、何を着て行こうかなって頭の中でぐるぐると考え始めてしまう私に朔が言った。