ジュヴナイルの愛憎
「俺は、もっと麻子ちゃんと色々話したいよ」

その日、謙太郎はうちに遊びに来た。

絹のことも見舞い、謙太郎に優しい言葉をかけられた絹は、いつものように天使の笑みを浮かべていた。

絹の部屋を出たあと、リビングで謙太郎とお茶をした。

その時は、まだ他愛ない話しかできなかったが。

しかし、この日から、私の中で何かが変わった気がする。
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