相思相愛・夫婦の日常~カナ♡ネオ編~
ベッドに放るように寝かせて、組み敷いた奏弟。

「ちょっ…カナ!!」

「ネオちゃん」

「え?」

「……………好きって言って?」

「え?」

「俺が安心するまで、好き、好き、カナ大好きって言い続けて?」

「カナ?」

「俺、やっぱガキだから……
不安なんだ。
ネオちゃんが“俺だけ”を見てくれてないと。
“俺だけ”っていう目に見える形がないと、不安で死にそう………」

切なく歪む奏弟の顔。

「………」
嶺音はゆっくり起き上がり、奏弟の両頬に触れ包み込んだ。

その手に自身の手を重ねる、奏弟。

「好き、好き、大好きだよ、カナ。
カナだけ。
カナだけが大好きだよ!」

「ネオちゃ…」

「大丈夫。
私は、ここにいる。
ずっと、ずーっと、カナの傍にいるよ!」

「うん…嬉し…!」

「カナ、ギューしよ?」

「うん!」
苦しいくらいに抱き締め合う。

「あのね、カナ。
話したいことはね」

「コクられたんでしょ?
イツキに」

「え!?」

「その事を話しておきたいんでしょ?」
弾けるように向き直る嶺音に言った、奏弟。

「どうしてそれを?」

「今日言った、新しい奴ってのがイツキ」

「え?え?
翠川さん、ラブバケで働いてるの!!?」

「翠川?
さぁ?イツキの苗字知らないから。
つか、翠川ってどっかで聞いたな」

「チーズケーキ」

「は?」

「チーズケーキの半額券を譲ってくれた子だよ」

「は?それ、女じゃなかったのかよ!!」

「うん」

「はぁ?
じゃあ、ちょっと待てよ!
あの土産!!
イツキのためにあんな楽しそうに選んでたのかよ!!?」

「楽しそうにって…
そんなことないよ?
“あくまでも”お礼!」

「………」

「カ、ナ?」

「あーーーもぅーーー!!!!」

「ちょっと!急に大きな声出さな━━━━━━」
そのまま、嶺音を押し倒した。

「今日、寝かせねぇから……!!」

嶺音の口唇を塞ぐ。
深くなって、どちらの息かわからなくなる。

奏弟は夢中で、嶺音の身体を貪った。


こんなことするから、俺はガキなんだ。
こんなんだから、ネオちゃんは俺を子ども扱いするんだ。

でも、好きなんだ。

ただ、それだけなんだ。
だから誰も、ネオちゃんを見るなよ。
ネオちゃんは俺のなんだから。


ほんっと好きすぎて、頭がおかしくなる━━━━━!


「……………んぁ…ネオちゃん」
埋めていた嶺音の胸元から、見上げる奏弟。

「はぁはぁ…カナ…/////」


「━━━━━━このまま、ここに…閉じ込めてい?」
< 56 / 68 >

この作品をシェア

pagetop