妹の方が聖女に相応しいと国を追い出されましたが、隣国の王太子に見初められました。今更戻って来て欲しいなどと言われても困ります。
私とアグナヴァン様は、王城内を歩き回っていた。
しかし、本はまったく見つからない。色々と探し回ったが、見当たらないのだ。
「……そもそも、本当に本が動くというなら、俺達が探し回っている間も、移動しているのではないだろうか?」
「……確かにそうかもしれません。でも、そんなことをしたら、目立つと思うんですけど……」
「もしくは、誰が持っているかか……これだけ探しても見つからないということは、そういうことなのではないだろうか?」
「……そうですね」
アグナヴァン様の指摘に、私は少し考え直すことになった。
本当に、本が自ら動いたりするのだろうか。その予測から間違っていたのだろうか。色々な思考が、私の頭の中を駆け巡る。
しかし、考えても答えは出ない。明確なことなんて、今の所何一つないからだ。
「……アグナヴァン様、ここは先生に知恵を借りましょう」
「パストマン教授に?」
「ええ、先生はとても聡い方です。魔法の実力としては、私が上ですが、知識の量で私は先生の足元にも及びません」
「なるほど、確かにそれなら彼の知恵を借りた方がいいかもしれないな」
私の言葉に、アグナヴァン様はゆっくりと頷いてくれた。
こうして、私達は先生を探すことにした。本とは違い、人であるならば、誰かが居場所は知っているだろう。
しかし、本はまったく見つからない。色々と探し回ったが、見当たらないのだ。
「……そもそも、本当に本が動くというなら、俺達が探し回っている間も、移動しているのではないだろうか?」
「……確かにそうかもしれません。でも、そんなことをしたら、目立つと思うんですけど……」
「もしくは、誰が持っているかか……これだけ探しても見つからないということは、そういうことなのではないだろうか?」
「……そうですね」
アグナヴァン様の指摘に、私は少し考え直すことになった。
本当に、本が自ら動いたりするのだろうか。その予測から間違っていたのだろうか。色々な思考が、私の頭の中を駆け巡る。
しかし、考えても答えは出ない。明確なことなんて、今の所何一つないからだ。
「……アグナヴァン様、ここは先生に知恵を借りましょう」
「パストマン教授に?」
「ええ、先生はとても聡い方です。魔法の実力としては、私が上ですが、知識の量で私は先生の足元にも及びません」
「なるほど、確かにそれなら彼の知恵を借りた方がいいかもしれないな」
私の言葉に、アグナヴァン様はゆっくりと頷いてくれた。
こうして、私達は先生を探すことにした。本とは違い、人であるならば、誰かが居場所は知っているだろう。