弁護士は相談料として愛を請求する
のんも中学までは一緒の学校だったから、のんに叱られていたり、唯一男の子と私から話しているのをみんな見てたので知られてるんだよね。のんも私のこと聞かれると、しょうがない幼馴染みとか形容詞を付けて説明していた。彼女と思われないように……。
「そう、古川君も弁護士になったんだよ」
「そうらしいな。まあ、あいつは学年上位に常にいたから不思議じゃないよ。俺とはえらい違いだろうな。俺は受かるまで四年かかった。なったばっかりなんだ」
「そうだったんだ。でも諦めないでよく頑張ったね」
私がにっこり彼を見つめて言ったら、彼は固まって私を見た。
「おい、倉田。お前、その……向こうの園でも何もなかったのか?絶対モテるだろ?」
「……え?」
「男の保育士とか、誰かに言い寄られたりしてなかったのか?全部振ったとか?」