弁護士は相談料として愛を請求する
嬉しそうに手を振っている。私は修也君の頭を撫でた。
「はい、さようなら」
「すずせんせい、かんなせんせいにそっくりなんだよ、パパ……あのね」
そう言って、パパが好きなんだろう、彼の手を握ってまた立食テーブルへ向かっていった。
「のん、お疲れ様」
「……まったくだ。お前、すごいな。毎日こんな奴らを何十人も一度に相手してるんだろ?」
「そうよ。少しは尊敬した?」
「ああ、俺はひとりでも大変かもしれない。忍はさ、まだ歩かないから楽ちんだったな。いや、来年以降遊びに行くのやめておこう」
「何を言ってんのよ。そんなんじゃ、自分の子供はどうするの?」