弁護士は相談料として愛を請求する
あ、まずい。余計なこと言ったかもしれない。のんが私のことをじっと見た。
「自分の子供?それはそうだな。すずみたいのがいればいいんじゃないか?さ、帰ろう」
急に背中を向けてしまう。私みたいなの?私じゃなくて?
「……そうだね、子供好きな人が結婚相手だときっとやっていけるかもね」
「俺だって子供は好きだぞ」
「あ、そういう意味じゃなくてさ」
その日は着替えるとのんに送ってもらい、別れた。
翌週の保育園の終わった時間のことだ。門には鍵がかかっているのに、車で乗り付けてきた人がいる。
教務主任の先生が鍵を持って立ち上がった。