弁護士は相談料として愛を請求する
「宝田さんの担任の先生が結婚するんでやめるそうなの。来週いっぱいで。それで、知り合いのいるこっちの園に来たいと言ってるとあちらの園長から言われてね」
「すみません。もう決めました。修也いいんだな?」
修也君は私の手を握ってずっと私を嬉しそうに跳ねている。
「うん、すずせんせいのとこがいい」
「修也君は三歳?」
「修也は来月四歳です」
うそでしょ。担任になっちゃう。
「あら、ちょうどいいわね。倉田先生四歳児担当です」
「よかったな、修也。すずせんせいのクラスだぞ」