弁護士は相談料として愛を請求する

「でも絶対逃げてる倉田先生の気持ちわかってるでしょ?それでも触れるっておかしい。絶対告白してくるよ。そうじゃないとセクハラだよ」

「触らないでって言えたらいいんですけど、怖くてなかなか言えなくて……」

「それこそ、セクハラだったら弁護士さんに相談しなさいよ。そうだ、あのイケメン幼馴染み先生は特定の彼女はいないの?」

「今はいないと思います。ただ、私が知らないだけでそっち関係は華やかかもしれません。隠れて何してるかしれたものではありませんので」

「ふーん。倉田先生、幼馴染み先生の話するときは表情が全然違うのね。よくわかった」

「え?」

 のんとはあの日保育園で別れてから連絡を取ってない。のんも忙しいのは知っているし、煩わせたくないと思う。

 相談したら絶対怒られる。まさか、二回目行ったって知ったらなおさら……。怖くて二回目行ったことさえ話してない。
< 46 / 243 >

この作品をシェア

pagetop