弁護士は相談料として愛を請求する
「君はフリーだって聞いてたのに。まさか、付き合っている人か好きな人がいるとか?」
「あ、あの……」
そこへ、のんが現れた。
「失礼しました」
「古川さん、すみませんが少し席を外してもらえませんか。今、彼女と重要な話の最中なんです。幼馴染みとはいえ、急に入ってきて少しは遠慮して欲しいです」
吹田さんがのんを睨んだ。のんは彼の剣幕を横目に答えた。
「わかりました。後ろの席にいますから、どうぞ続けて下さい」
「……のん!」
私が中腰になってすがるような声をあげたのでふたりは一斉に私を見た。