弁護士は相談料として愛を請求する
「わかりました。異動は一年ですか?」
「そうだね。少し早めに入るから一年半になるかもしれない。まあ、できれば一年半で先生には帰ってきて欲しい。そうじゃないとこちらの子供達が納得しないだろ?先生人気者だからね」
「私も子供達と離れるのは正直辛いです。でもしょうがないんですよね?」
「ああ、お願いしたい。それと、あちらの園は古川弁護士とは契約してない。それに、園長の息子さんが弁護士なんだよ。だからあちらの園はその先生が相談窓口というわけだ。古川先生、君がいなくなったら契約破棄希望したりしないよね?」
私に困った顔をして聞いてきた。
「大丈夫です。ちゃんとやるように言っておきます」
「ああ、ありがとう。助かるよ。本当はあちらの園を見ているその息子さんにこっちも頼んでも良かったんだけど、やっぱり保育園は管轄外だそうで、忙しいのもあってあまり受けたくないらしいんだ。君の幼馴染先生は助かるよ」