弁護士は相談料として愛を請求する
のんのやつ。この二人って仲がいいのか、悪いのかよくわからないけど、組むと最強だという事はわかる。
「あのさ。志穗は私のためにやってくれたつもりなんだろうけど、私はのんが来るとは知らなかったから本当に驚いたんだよ。しかも最初っから怒りっぱなし。もう本当にずっと叱られて、結局……あ……」
目の前の志穗は頬杖をつきながら笑ってこちらを見ている。
「結局何かな?」
「……だから、そうじゃなくって、せめてのんに言うんだったら私にも言っておいてほしかったよ」
「すず。それでどうなったの?」
「のんが会場に来てたの。それで……結局一緒に回った。のんがいないとき、吹田さんから告白されて断っても言うこと聞いてもらえなくて」
「それで?」
「吹田さんがのんと喧嘩になって、すごい怖い顔になったの。それ見てたら昔を思い出してパニックになってしまって……」