弁護士は相談料として愛を請求する

「ありがとう、すみません、気を使わせて。わ、これ何?」

「かわいくはないんですけど、知育玩具です。なめてもいいように除菌してきました。一歳児用で保育園に入れている商品で市販してません」

「そうだよね、鈴音ちゃん保育士さんだった。ありがとう、何よりだわ。座って頂戴。お話ししたいわ」

「あ、はい」

「望とは会ってるの?」

 突然、聞かれた。私が彼に頼りきりなのは知ってるからな。

「そうですね。最近ようやく会えるようになりました。忙しかったみたいなので……」

「この間ね、うちのパーティーがあって望も来たのよ。あ、鈴音ちゃんのお友達にもお会いしたわよ。綺麗なアナウンサーさん」
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