弁護士は相談料として愛を請求する

「あ、はい。志穂からも少し聞いてます」

「それでね、望がまあ、あんな調子で遊び歩いているからターゲットにされやすくて、匠さんから聞かれてね」

 遊び歩いている……つまり、女の子と遊んでるってこと?まあ、例の彼女と別れてから、いろいろ周りにいるような話は涼君から聞いたことがあった。

「そうなんですね。弁護士になって一段とモテるみたいですよね、本人否定しませんでした」

「そうなんだ。もうどうしようもないわよね。鈴音ちゃん、こんなこと聞いたらあれかな……」

「はい?」

「望を異性として見たりはもう、その、まったくありえないの?」

 遥さん。絶対、私の気持ち知っている。それで聞くってことは、最終確認?何かあるんだ、きっと。

「……あの、それって、その」
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