君と初恋をもう一度
EP3.近づく影
「ねえ、楓花。悪いんだけどさ、生徒会室からガムテープ買ってきてくれる?あ、色は白ね。こっち今手離せなくてさー」
初音がダンボールを白色の絵の具で塗りながら、こっちに向かってお財布を投げてきた。
今日は文化祭二日前なため、一日準備期間で校内が文化祭モードに突入している。
廊下で準備をしているクラスの邪魔にならないように端っこを通って生徒会室に行き、言われた通り白のガムテープを三つ買って来た道を戻る。
「あ、雪代ちょうどいいとこに。これ、絵の具の補充とか飾りに使えそうな物色々入ってるからさ、教室まで持ってってくれないか」
「え、あ、はい…」
担任の先生から二箱の段ボール箱を受け取る。
…うっ、何これ。思ったより重い…。
担任の先生は渡すだけ渡すと、忙しいのかさっさと行ってしまった。
仕方がないから、落とさないようにゆっくり階段を上っていく。
「…楓花、前!」
「え」
誰かに後ろから叫ばれたかと思うと、前から誰かがぶつかったのか衝撃が来てそのまま後ろに倒れる。
「い…っ」
「すみません、大丈夫ですか!?」
初音がダンボールを白色の絵の具で塗りながら、こっちに向かってお財布を投げてきた。
今日は文化祭二日前なため、一日準備期間で校内が文化祭モードに突入している。
廊下で準備をしているクラスの邪魔にならないように端っこを通って生徒会室に行き、言われた通り白のガムテープを三つ買って来た道を戻る。
「あ、雪代ちょうどいいとこに。これ、絵の具の補充とか飾りに使えそうな物色々入ってるからさ、教室まで持ってってくれないか」
「え、あ、はい…」
担任の先生から二箱の段ボール箱を受け取る。
…うっ、何これ。思ったより重い…。
担任の先生は渡すだけ渡すと、忙しいのかさっさと行ってしまった。
仕方がないから、落とさないようにゆっくり階段を上っていく。
「…楓花、前!」
「え」
誰かに後ろから叫ばれたかと思うと、前から誰かがぶつかったのか衝撃が来てそのまま後ろに倒れる。
「い…っ」
「すみません、大丈夫ですか!?」