再び異世界?!─平凡聖女の育てた少年が、年上魔公爵になって貫く健気過ぎる激重純愛♡─


ガガガと大きな地鳴りが響き、壁が大きく破壊されるような音が鳴った。降り続けていた轟音の雨には慣れていたが、破壊音や地鳴りは初めてだ。


パーティ会場の大きな窓の向こうを、大量の水が全てを押し流す勢いで流れていくのを誰もが目にした。


「ま、まさか本当に大洪水が?!」


人の二倍はある高さの水量が窓の外を川のように流れ、その流れは終わることがない。どこか一つがついに決壊し、そこから連鎖して地上が水に埋もれ始めたのだ。


会場内で悲鳴が響くが、セーラは地響きにも洪水にも怯まず話し続けた。


「全てが水に流される日を来ることをマオだけが予期できた。

その日を乗り越えて生きるために、

マオはみんなを方舟に乗せようと計画した」

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