キミノート。
「蓮、亮、おはよっ!あのね、今日転校生くるんだって!男子と女子ひとりずつ!」




私は転校生のことを言い、蓮の反応を伺ってみた。





「おはよ。ふ~ん…転校生…女子ねぇ~…」


蓮はボソッと呟く。





そ、そんなぁ!
蓮、絶対女子の転校生に興味もってるよ~…





「…ははっ何泣きそうな顔してんだよ。お前を遊んだだけだよ」



クシャっと笑い、私の頭をぐしゃぐしゃと撫でる。







「わ…な、なんだ…れ、蓮のばかっ」




いつもこう。蓮は私をからかうんだ。










「え、何何!?転校生くんの!?」



今更、亮が話の内容を理解したようだ。







「よっしゃあ~!!!どんなやつくんだろ~!!!!!」




亮が大声で叫んだとたん…



ガラッ。






「秋山…朝っぱらから職員室くるか??」



怖い顔をした先生が入ってきた。




「す、すみませ~ん」


亮はいたずらっぽく舌をだし、自分の席へついた。



私達も、それに続いて席へ向かった。






「さて。噂が広まっていたようだったが、改めて転校生を紹介する。…入れ」








クラスのみんなの視線が、ドアへと集まる。



二人は教室へ入ってきた。



そして、黒板の前に立ち…













「柊 美緒です」




「…木村 誠護です」








二人はお辞儀をした。




< 21 / 21 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:9

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop