財閥御曹司とお見合い偽装結婚。
「……っ……」
吐息と唾液が交じ合う音が部屋に響いてそれも快感を誘う。
「あっ……」
彼の手が着ているニットの中に入ってきて直接ではないのにニットの下に着ていたキャミが肌と擦れて刺激されて自然と声が出てしまう。そして、唇が離れるとキャミの中に手を入れ肌を上へとなぞった。
「んんっ……」
甘い声が出て恥ずかしくて口を噤む。だが翠翔さんの指が触れるたびに熱が集まってくるのが分かる。
「あ、あの……すい、とさん。は、恥ずかしいのでやめてくださいっ」
「可愛いからやめない。もっと可愛い声聞かせて」
そう言うと、ブラのホックを外した。耳元に翠翔さんは近づき「俺、采羽ちゃんとシたい」と呟く。
「……っ、な、何をでしょう」
「うん。分かってた……言い方変えるね。采羽とエッチしたい」
「……っ!?」
「だけど、俺は采羽ちゃんの気持ちを尊重するよ。それに俺たちはまだ始まったばかりだからさ……だってさっき想いを伝え合ったばかりだし」
翠翔さんは微笑んで私の頭を撫でると、さっき外したホックを止めてから立ち上がりキッチンへと向かった。