財閥御曹司とお見合い偽装結婚。



「夜ご飯、なにがいい? なんか食べたいものある?」

「うーん……何がいいかな。簡単なものにしましょう。手伝います」

「はは、ありがとう。初めての共同作業だね」

「確かにそうですね! 何作ります? あ、そうだ。前に優羽斗兄さまがお祝いで私が食べたことないからって置いて行ったジャンクフード食べたいです」


 私は、貰い物コーナーの棚を開けるとカップのようなものにビニールが包まれているものを取り出して翠翔さんに見せると何故か大爆笑されてしまった。


「采羽ちゃん、食べたことないの?」

「はい……すみません、世間知らずで」

「いや。全然。むしろ可愛いけど」

「か、か、可愛いは関係ないですよね! でも、作るの大変でしょうか」

「いや、開けてお湯入れて蓋して三分。それだけだから、すぐだよ」


 三分?なんだ、それは?
 そんな簡単な作業で何が出来るの!?

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