最強男子は、最凶?!


「なぁ、宮原。夜にしか開かないカフェ行かねぇ?」

教室にて。

俺と宮原、奏磨の3人で群がっていた。

「行きたい!」

「俺もいるんだが……」

「は?奏磨は俺の付き添いだろ?もちろん、連れてくわ」

「本当、毎回驚くわ」

「悪いって」

そこに担任の先生が声を張り上げて……

「おい、夜永」と、俺の名前を言った。

「げ」

俺は、最近追試を受けている。

「お前は居残りな」

「へいへい」

「また、居残りかよ夜永」

この声は、俺と同じでサボり魔の黎葉だ。

「仕方ないだろが」

「俺も、居残り組だけどな」

「……」

「じゃあ、俺と宮原ちゃんは先カフェ行ってるから」

「また、後でね(*´︶`*)ノ~」


宮原と奏磨は、教室を後に俺と黎葉は2人教室に残る。

「自分の席につけープリント配るぞー」

俺と黎葉は、自分の席につく。

って、言っても隣同士だけどなw

プリントが、配り終わり先生の合図でシャーペンをプリントに走らせる。

俺と黎葉は数秒で終わらせた。

先生に提出。

「お前ら、こんだけ頭がいいなら最初から授業出ろ」

「えー、ダルー」

「本当、ダルいわー」

「でも、お前らはあれから成長したな。それは、認める。明日、追試やれば単位クリアだ。明日も頑張れ」

「「え!明日も?!」」

「お前らって、仲良いのか?ま、早く帰れー寄り道するなよー」

先生も教室を後にした。

「俺達も、帰りますか」

「だな」


俺と黎葉も教室を後にした。

廊下にて。

「なぁ、夜永ってこんな噂聞いたことあるか?」

「何、怖い話?」

「うん」

「どんな?」

「この学校なんだけど、とある空き教室から女の呻き声が聞こえるらしいのよ」

「あー、それ?」

「怖くねぇの?」

「怖くねぇよ。だって、あそこ俺の溜まり場だったんだから」

「まじで?引くわー」

「引いて当然だ」

「夜永って、悪趣味」

「だろうな。悪意を食にしてたからな」

「うわー、まじでそれ言ってる?」

「あぁ」

「一緒だわ。俺は、人間の返り血を食してた。今は減ったけどな。
俺と夜永仲良くなれるわ」

「だなw」


玄関で外靴に履き替え学校を出た。

「じゃ、また夜なー」

「またなー」


俺は、急いで例のカフェに向かう。



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