狼少女と、溺愛男子
【04.】俺には好都合だよ



〝肝試し〟のイベントから数日。



月曜日。



学校に行くと..............................



「ねぇ!佐渡くん、
〝狼少女〟と付き合ってるらしいよ!?」

「え、まじ!?」

「うん。なんか猛アピールしたらしいよ!」

「待って、どっちが!?」

「佐渡くんの方!」

「「「えぇぇぇぇぇぇっ!!!!!」」」



佐渡琉架と〝狼少女〟が付き合っている。



──────そんな噂が流れていた。



あの日、帰りが遅かったからなのか。



はたまた、他に理由があるのか。



そこは、イマイチ分からないけど。



出どころの分からない噂が流れている状態。


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