野いちご学園 逆ハーアイドル寮
「うるさい。俺なりの考えがあるんだ!」
「ねぇ姫ちゃん、明日は俺と過ごそうよ。俺なら運命の恋が何なのか、手取り足取り教えてあげられるよ」
「世界中の人が恋人って言いまくって、一人を愛し抜いたこともない帷が、運命の恋を語れるわけがないだろーが!」
「恋をした数で言えば、朝都先輩より俺が圧勝だけど」
「オマエが勝手に思い込んでるだけの、妄想恋愛なくせに」
「恋愛ドラマ出演から得られる、ノウハウもある。総長様とは、LOVEへの年季が違うんだよ」
「んだと、俺に喧嘩うってんのか?」
「肌へ潤いを与えない枯れ男が、大人気モデルの俺に勝てると思ってるの? フフフ、可愛い。どこから湧いてくるんだろうね、朝都先輩のその自信は」