野いちご学園 逆ハーアイドル寮
どどど、どうしよう……
マッハで支度をしてバスに乗っても、学園に到くのはお昼近く。
『花園さん、遅刻の連絡が入っていませんでしたよ。なぜ遅れたのですか?』
確実に先生に怒られちゃう!
朝4時まで、曲作りのために学園の王子様の恋を妄想していました。
なんて、本当のことは言えないし……
自分の部屋で、固まっている場合じゃない。
とりあえず学校行く支度をしよう!
焦りながら階段を下りる。
リビングダイニングキッチンに足を踏み入れたが、もちろん誰もいない。
学生は学校で、勉学に励んでいる時間だから当たり前。