野いちご学園 逆ハーアイドル寮
うわぁぁぁぁぁ!
私、なんてことを!
ついつい、恋心を漏らしちゃいました。
しかも対面状態で。
大好きな絢人先生を、うっとりと見つめたままで。
先生は驚いたように目を見開いているし。
なんとかごまかさなきゃ!
「ちちち、違うんです。先生を好きとか……そういうんじゃなくて……。あっ、先生の歌声が大好きなんです。そう、歌声。だから毎日、先生に歌って欲し曲を作ってきちゃうんですけど……」
私は何を言っちゃってるんだろう。
告白を取り消したい私。
慌ててふためきながら、ごまかしてはみたものの。
絢人先生の目の前に立って、自分の髪と一緒に、火照った頬をオロオロと揺らしているこの状況。