甘く痺れる恋情~華麗なる御曹司は愛しい運命をもう二度と手放さない~
珍しく日が暮れる前に帰宅した旺志さんは、リビングに入ってきたかと思うと、すぐさま私を連れ出した。
車に乗せられ、ラグジュアリーブランドで服やバッグを、サロンでヘアメイクを施されたあと、ホテルにたどりつく。
そこは、二年前に彼と過ごした場所だった。
一年記念日と二十六歳の誕生日だったあの日が、もう随分と前のことのように思える。
未来も旺志さんと一緒にいられると、それだけで幸せだと、あの頃の私はそう信じて疑わなかった。
懐かしさと切なさで胸が痛んでも、決して過去には戻れない。
もちろん、旺志さんのもとにも。
そんな風に思う私を、彼はあのときと同じフレンチレストランに誘った。
「真白、二十八歳の誕生日おめでとう」
「ありがとう……」
シャンパンで乾杯をした私たちは、きっと恋人同士に見えるだろう。
私の戸惑いを置いてアミューズが運ばれると、その後も絶妙なタイミングで次々と料理が届いた。
都内の夜景が一望できる個室も、特別なコース料理も、当時とまったく同じ。
そこでようやく、私の格好や髪型までもあの日と同じだと気づく。
車に乗せられ、ラグジュアリーブランドで服やバッグを、サロンでヘアメイクを施されたあと、ホテルにたどりつく。
そこは、二年前に彼と過ごした場所だった。
一年記念日と二十六歳の誕生日だったあの日が、もう随分と前のことのように思える。
未来も旺志さんと一緒にいられると、それだけで幸せだと、あの頃の私はそう信じて疑わなかった。
懐かしさと切なさで胸が痛んでも、決して過去には戻れない。
もちろん、旺志さんのもとにも。
そんな風に思う私を、彼はあのときと同じフレンチレストランに誘った。
「真白、二十八歳の誕生日おめでとう」
「ありがとう……」
シャンパンで乾杯をした私たちは、きっと恋人同士に見えるだろう。
私の戸惑いを置いてアミューズが運ばれると、その後も絶妙なタイミングで次々と料理が届いた。
都内の夜景が一望できる個室も、特別なコース料理も、当時とまったく同じ。
そこでようやく、私の格好や髪型までもあの日と同じだと気づく。