初夜で妻に「君を愛することはない」と言った私は、どうやら妻のことをめちゃくちゃ愛していたらしい
熱中しだした私に、老執事もメイド長も呆れた顔をしている。
「あーなるほど、坊っちゃまは考察とかお好きですものね」
「マリアリーゼ様もミリアリーゼ様もやりますなぁ。坊ちゃんは掌の上、と」
結局その後の私は、二人が部屋を去ったことにも気がつかないくらい書籍に没頭した。
そうして、私は対ステファニーの技術力を着実に蓄えていったのである。