初夜で妻に「君を愛することはない」と言った私は、どうやら妻のことをめちゃくちゃ愛していたらしい


 まだ結婚休暇6日目。

 ようやくステファニーが別邸に戻ってくる。
 老執事やメイド長をはじめ、使用人達に遠距離通話でステファニーを連れて帰ると伝えると、たいそう喜んでいた。


 そして、私は思い悩んでいた。

(明日から私はどうしたらいいのだ!?)

 誤解を覆す、誠実な夫に生まれ変わると言ったものの、実のところ、ここからどうしたらいいのか私には全く持って理解できていない。

 なにしろ、これまでの人生では、ステファニーによって若い未婚女性との恋愛的な関わりをほぼ断ち切られていたのだ。
 そしてステファニーは私が何をするまでもなく私にメロメロだった。

 私には、女性を射止めるという行為に関して、経験も知識も、皆無なのである。

(『愛なし初夜シリーズ』を読んでも、この辺りは描写が薄かった……!)

 仕方がないので、ステファニーが帰還の準備をしている間、私は母や妹達を捕まえてこれからどうしたらいいのか教えを請うた。

 しかしなんとこの三人、全く何も教えてくれなかったのだ!

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