ユーとリーのほのぼの日記

11話 星になったリー

 ユーは外を駆け回ることも無いままに小屋の中でぼんやりしています。
リーは病院の布団の中で夢の中をさ迷っているよう。
 時々、ぼんやりと目を開いては何かを探している。 先生にはそれが分からない。
 それでおじさんを呼びました。 「ずっと何かを探しているんだけど、、、。」
おじさんはその眼を見てハッとしました。 「ユーだな。」
 それで家に飛んで帰ったおじさんはユーを連れて病院に戻ってきました。

 ユーはリーを見付けるなり頬っぺたに噛み付きました。 「これこれ、何をするんだ?」
おじさんは思わずしかめっ面になってユーを叱りましたが、、、。 ユーはまたまた噛み付きました。
 そしたらリーも目を覚ましたのか頭を持ち上げて「ミャーオ‼」と一度だけ甲高い声を挙げました。
「オー、元気じゃないか。」 おじさんは嬉しくなってリーを抱き上げたのですが、、、。
リーはそれで安心したのでしょう。 おじさんの腕の中で目を閉じて動かなくなりました。

 その夜、おじさんは小屋の前に穴を掘ってリーを埋めました。 ユーはその周りをグルグルと歩き続けています。
冬になると北の空に小さな星が二つ、並んでいるのが見えます。
ユーもリーを追い掛けて星になったのでした。
 「ユーはそそっかしいからなあ。」 「何でよ? リーには負けるわよ。」
「私、ユーほどいたずらっ子でもないし食いしん坊でもないから。」 「いつもいつも驚かせてばかりなのに?」
「それはただユーが何も知らないだけよ。」 「言ったなあ? こらーーーー‼」
今日も二人の追いかけっこは続いているようですよ。
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