淫夢でも溺愛されたい！ 〜サキュバスは隣人にガチ恋する～

ただしその場合はアクセラリーなどで自分の店舗の商品を身につけることになった。
今日の麻里奈は白色のタイト系ワンピースに黒のヒールに、パールのネックレスをつけている。

どれもこれも『ロシアンヌ』で購入した品々だ。
「店員さんの着ているワンピース素敵ですね」

２０代前半くらいの女性客がフラリと店内へ入ってきたかと思うと、すぐに麻里奈の着ている服に気がついて声をかけてきた。
「このワンピースは新作なんですよ」
麻里奈は軽快なトークを飛ばしながら店内を案内する。

「ワンピースにはピンク、黒、青もあって、雰囲気が全部違うんです」
「ピンクになるとすごく可愛いですね！　これ、着てみたい」

そう言う女性客の体格は入店したときにザッと見ている。
麻里奈は迷うことなくSサイズのワンピースを選んで試着室へと案内した。

小柄で細身のお客様だから、Sサイズでも少し大きいくらいかもしれない。