淫夢でも溺愛されたい! 〜サキュバスは隣人にガチ恋する~
☆☆☆

落ち込んで帰宅するとリビングのソファから鈴子が「おかえり」と、声をかけてきた。
「ただいま……」

元気なく返事をして洗面所で手を洗う。
それから鈴子の隣に深く座り込んだ。

このままずぶずぶとソファに沈み込んでいくことができればいいのに。
「この時間の帰宅にその様子ってことは、よほど苦戦してるんだね」

こんなに疲れ果てているのに鈴子はまるで楽しんでいるように言う。
その顔には確かに笑顔が浮かんでいた。

「なによ、私のこと笑ってるの?」
「そうじゃないけど、苦戦してる麻里奈って始めてみるから確かに面白いかも」

そう言って口元に手を当ててクスクスと笑う。
麻里奈は言い返す気力もなく、ソファに沈み込んだままで鈴子を睨みつけた。
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