何度でもキミに恋をする(旧題:もう一度キミと青春を)
「不安にさせてごめん。ちゃんと思い出すから。がんばるから、待っててほしい」


「私のこと、好きかどうかわかんないでしょ…?」


顔を上げて蒼空の目を見る。


私と目を合わす時は大抵泳いでいる視線が、今は真っ直ぐに定まっている。


「正直、今はわからない。ただ、なんとなく、上手く説明できないけど、森下さんには特別な感情を持ってる気がする。懐かしいけど、苦しくもあって、よくわからないけど、他の人には抱かない感情」


「……っ。蒼空、私のこと…大好きだったもんね…っ」


無理やり笑って涙を拭う。


私が弱気になってちゃダメ。


私は、蒼空を信じる。


心から大切にしてくれていた、あの頃の蒼空を信じて待つ。


「…それ、森下さんの癖?」


「どれ…?」


「無理やり笑った顔、既視感あったから。昔からなのかなって」


「……かも。そういうの指摘するところは変わってないね」


蒼空の手を借りて立ち上がり、スカートについた汚れを払う。


「……あのさ。連絡先聞いていい?」 


「え…?逆にいいの…?」


まさか蒼空から聞いてくれるなんて。


夢みたい…。


「…これ、俺の連絡先」


QRコードを読み取って連絡先を追加する。
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