もう一度キミと青春を。
蒼空が連れてきてくれたのは、アンティーク調のお洒落なカフェ。


高い天井にはシャンデリアが飾られており、壁にはお洒落な絵画がかかっている。


「こんなお洒落なカフェ、大丈夫?」


お値段、高そうだけど…。


中学生が入っていいのかな…?


「と思うじゃん?大丈夫なんだよねー」


ニコニコした蒼空が、店員さんに向かって手を上げた。


「おー!蒼空じゃん!あれ?今日はいつもの子じゃないんだ?」


大学生くらいのお姉さんが、お冷を持って来てくれた。


ハスキーな声と、くっきりした目鼻立ちがマッチしている。


明るすぎない茶髪をポニーテールにし、白のシュシュで結んでいる、とても綺麗な人だ。


「あれはただの幼馴染」


「ふ〜〜ん?注文は?いつものでいい?」


「うん。ありがと」


店員さんが厨房へ入ったのを見届けて、蒼空が口を開いた。
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