ムラマサ! ~道端でちょっとめんどくさいイケメンを拾いました~
 


 村正はついでにみんなにムラマサにつけたい機能について訊いていた。

「日常生活で不便なことがなかなか思いつかなくてな」
と言う村正に、女子たちが、

「なんでも、するっとできて困らなさそうですよね」
と言って笑う。

「まあ、珈琲を淹れるのとかは、なかなか難しいけどな。
 なんでだろうな」

 思ったようには淹れられてない、という村正にあやめも同意する。

「私も下手なんですよね」

 脇田が、そこで手を上げた。

「あ、俺、上手いですよ。

 『珈琲を上手く淹れる機能』は俺についています。
 『ワキタ』、雇ってください」

 脇田は村正の豪邸に住みたがっていた。
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