ムラマサ! ~道端でちょっとめんどくさいイケメンを拾いました~
 すると、脇田から電話がかかってくる。

「北条、そこは何処なんだ」

 そうわかりにくい場所ではないのだが。

 特にこれといった目標物がなく、似たようなマンションがいくつかあるので迷ってしまっているようだった。

 いろいろ説明した挙句、村正とあやめは下に下りた。

 最初は村正はひとりで行くと言っていたのだが。

「いや、待てよ。
 俺が下りている間に、誰か男が来て。

 お前とこの部屋で二人きりになってはいけないな」

 ……それを言うのなら、あなたと二人きりの、今のこの状況もいけないのではないでしょうか。
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