希望の光~たとえあなたが消えても愛し続ける~
奇跡の再会
俺の名前は「流星」。
本名ではない。


モデルを始めてから事務所に付けてもらった名前が浸透して、周りからそう呼ばれるようになった。
何だか、その名前の方が自分らしい気がしてる。


俺の本当の名前なんて、誰も興味が無い。
それでいいんだ。
忘れたい過去を思い出させるような名前は……なるべく使いたくなかった。


早くに両親を亡くし、生きる意味を失って、自暴自棄になっていた学生時代。誰にも心を許せず、ひたすら何かに怯え、不安を隠すために周りに迷惑をかけ続け……


そんなすさんだ生活を送っていた俺。
みんなが避けていたどうしようもない俺のことを、あの人だけが支えてくれた。


山野 京夏(やまの きょうか)。


彼女は、とても美しく、教養がある素晴らしい女性だった。
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