俺に夢中になれよ~純情秘書は溺甘副社長の独占欲を拒めない
夕食は外で済ませ、緊張した1日がようやく終わり、2人はソファでくつろいだ。

「花純、疲れただろ?」
頭を撫でながら、優しく微笑む柊弥さんの妻になる幸せで、癒やされる。
「幸せですから・・・疲れなんて」
撫でていた手が、私の手を握ると、優しく話し出した。

「結婚式だけど、知り合いのホテルで、式を挙げようと思うんだ」
「私は、家族だけでも良いくらいですから」
「仕事で訪れたことがあってね。庭は特に感動したよ」
「そのホテルは何処なんですか?」
「『Four Life Island』だ」
「えっ?あのホテル、なかなか予約が出来ないって聞いてますけど」
「花純を待ってる間、オーナーの西条さんに相談したら、快く承諾してくれてね。2人の幸せを応援させて欲しいって」
「素敵な人ですね」
「あぁ、奥さんには会ったことは無いけど、とても評判が良いよ」
「奥様もきっと素敵な方なんでしょうね」
「俺達も負けないけどな」

柊弥さんに抱きしめられ、本当に夫婦になるんだと思うと嬉しくて、背中に回す手が強くなった。
「永遠の愛を誓うよ、花純。これからは夫婦として歩んで行こう」
「私も誓います、柊弥さん。これからもずっと傍に居させてください」

婚前で、永遠の愛を誓う言葉を交わす。
ずっとこれからも、柊弥さんの優しさに、包み込まれますように・・・
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