女子高生と同居することになった!

19話。もう一度キスしてくれ!

19話。もう一度キスしてくれ!

どうしてそんなに甘いのかな? あかりの唇は本当に柔らかくて、あかりとのキスは本当にうっとりしていた。 アカリに会うために寿命が縮まることさえ負担しながら10年前の世の中に来たのではないか?

こうならすぐ死んでもよさそうだった。 いや、ただ無味乾燥に長生きするより、むしろ6ヵ月だけでもアカリとこのように時間を過ごして死んだ方が良いと思った。

最大6ヶ月って言ったよね? ふとリナはその時間、天使が言った言葉を思い出した。 この10年間の時間が過ぎた速度を考えれば、6ヵ月という時間は本当にあっという間に過ぎていくだろう。

でもあかりと口づけしているこの瞬間が本当に幸せだ。 お互いを切実に望んで愛する気持ちで、これ以上近づけないほど近くにいるので、ただ幸せだ。 アカリもこのように幸せな瞬間が以前にはなかったと言ったが、レンも同じだった。

「大好き! そして、幸せだよ。」

息が詰まりそうになると唇を離しながらアカリがレンの耳にささやいた。 レンはあかりと目を合わせた。 あかりのまなざしは本当に愛してると、そして幸せだと言っていた。 レンはあかりの両頬を触りながら言った。

「私も君と一緒にいるから本当に幸せだ。 そして、大好き!」

レンとアカリは再び誰が先と言うまでもなくお互いを抱きしめた。 レンとアカリはお互いを抱きしめたまま、その夜を絶対忘れられないと思った。

おそらくレインボーブリッジから30分以上時間が経ったようだった。 ずっとお互いの体温を感じながらいたのでしばらく忘れていたが、悪天候で夜は肌寒い。

「あかりちゃん。もっと長くいたら風邪をひきそう。 もう入るのはやめよう。」
「私は大丈夫だけど…···。」
「いや、風邪ひいたらダメだよ。」

レンはアカリの手を取り,車が停まっているところまで歩いた。 そしてレンはエンジンをかけながら言った。

「ドライブは後で希望すればいつでもまたできるから、家に帰って休もう。」
あかりは走る車の中で言った。
「でもデートが終わって各自の家に行かずに、同じ家に行けてよかった。」
「本当にそうだね。 恋人たちは別れて各自の家に行かなければならない時が悲しいだろうに。」
家に帰りながらあかりが言った。
「でも明日は学校に行かない日だから気が楽だね。」
「それで今日遅く寝るの? 昨夜、中島俊介のせいで不安で眠れなかったと思うけど?」
「よく眠れなかったけど、不思議なことに疲れてはいない。 今この瞬間がとても幸せだからかもしれないけど、多分今夜寝ないで徹夜しても大変じゃないと思う。」
「それでもよく寝てこそ肌がきれいだよ。」

レンの言葉にあかりが尋ねた。

「私の肌が綺麗だったらいいな。」
「もちろんだよ。私の彼女の肌がきれいであってこそいいのは当然じゃないの?」

アカリはレンの言葉を聞いて微笑んで答えた。

「彼女って言われるとまだ実感がわかない。」
「じゃあ、実感が湧くようにもう一度言ってあげるよ。 もう君は僕の彼女だよ。」
あかりはれんの話を聞いてとても幸せそうだった。
「私の彼氏になってくれて本当にありがとう。」
「私もありがとう。」
「もうシャワーするよ。」

レンはアカリがシャワーを浴びている間に起こったことを考えた。 携帯電話にカード使用内訳が撮られ、映画館に行くことになったのが苦境に陥っていたアカリを助ける契機になり、強制デートのために苦しんでいたアカリと本当のデートをしながら幸せな夕方の時間を過ごすことができた。

時間は夜12時を少し過ぎたが、あかりは依然として私のそばにいる。 同じ空間で眠り、また同じ空間で目を覚ます。

そんなことを考えると嬉しくて幸せだったが、この幸せが持続できないと考えると心が重くなった。 あかりは何も知らないだろう。 もしかしたら、この幸せが持続できると信じているのだろう。

しばらく考えていると、あかりがシャワーを浴びて出てきた。

「レン君もシャワーして。」
「うん。」

アカリはシャワーを終えてヘアドライヤーで髪を乾かし始め、レンはその姿をしばらく見守ってシャワーを浴びにトイレに入った。
シャワーを終えて居間に出てみると、あかりは見えなかった。

「寝るために自分の部屋に入ったのかな?確かにちゃんと眠れなかったから疲れるだろう。」

レンは居間で髪を乾かして部屋に入った。

「え?」

さて、あかりがれんのベッドに横たわっていた。

「なんでここに横になってるの?。」

レンが驚きながら尋ねると、あかりは平気で答えた。

「ここで寝るから。」
「え?」
「ここで寝てはいけないの?」
「もちろん。 早く君の部屋に行け。」
「いやだ。 どうかここで寝かせてくれ。 また悪夢を見るのが怖いんだ。」
「もう悪夢は見ない。」
「私は以前から悪夢をよく見ていたので、寝る時はいつも怖かった。 でも、あなたがそばにいれば悪夢を見ても、私をすぐ抱きしめることができるから安心できると思う。」
「でもベッドも狭いし…···。」
「関係ないよ。私が隅に行くか壁を見て横に寝るから、できるだけ不便を感じないようにするよ。」

あかりはそう言いながら壁の方を向いて横になった。 レンは困ったが, 追い出すこともできなかった。

レンは諦めてアカリの隣に横になった。 あかりは壁を見ながら言った。

「私にこんなに幸せな瞬間が来るとは思わなかった。 私はいつも不幸にならざるを得ないと思ったし、不幸なのが当然のように思った。 それでいつも私は死ななければならないという考えしかなかったから。 ところで、こんなに幸せだなんて信じられない。」

あかりは肩を震わせながら泣いていた。

「壁の方に寝なくても大丈夫。 まっすぐ横になるか、こっちに横になって。」

レンの言葉にアカリは反対側に向きを変えて横になった。 そして泣き続けた。

「これからは幸せになるから泣かないで。」

レンがそう言うと、アカリはレンの胸に抱かれた。 レンはあかりを抱きしめた。 あかりはすすり泣きながら言った。

「この幸せが信じられないから、いつ壊れるか分からないから怖い。」

レンはあかりをなでながら言った。

「割れないよ。 これから幸せになることばかりあるだろう。」

しかし、そう言いながらも自分がアカリとずっと一緒にいることはできないという事実に心が重かった。

いつの間にかあかりの唇が近づいていた。 あかりは小さくささやいた。

「キスして。」

二人の唇はいつの間にか触れ合っていた。 そして、お互いの唇を欲しがっていた。 それは決して動物的な本能のためだったり快楽を貪るためではなく、お互いに対する切実な惹かれと愛情のためだった。

ところが、いつの間にかワンピーススタイルのパジャマを着ているアカリと半ズボンを履いているレンの太ももと足が重なり、肉と肉が触れた。 柔らかい女の子の肌が感じられると、レンは突然全身が熱くなるのを感じた。

レンはすぐにアカリの唇から自分の唇を離した。 あかりが甘えるように言った。

「もっとキスして。」

レンは困った気がした。 人間の欲望は一つの快楽を味わうと、その次はさらなる快楽も享受したいものであり、統制できない状況に至ってはならないという気がした。

あかりはれんが何も返事をしないと、れんを抱きしめた。 そして、二人は自然に再びキスをした。 再び長いキスが続いた。 レンはアカリから唇を離しながらベッドから立ち上がった。

「ごめんね。水を飲むよ。」

レンはそう言って、あかりをベッドに置き、居間に出て冷蔵庫のドアを開けて水を取り出した。
どうもあかりが尋常ではない。 レンがこんなに好きなのはうれしいことだが、レンにすっかりはまってしまったようだった。
このまま永遠に幸せに一緒にいられるなら構わないが、レンはアカリとずっと一緒にいられないということを考えると頭の中が複雑になった。

居間のソファに座っていると、あかりの声が聞こえた。

「何してるの?入ってこないの?」
「うん、ちょっと水飲んでて。」
「早く来て。一人でいると怖いんだよ。」

アカリの声には以前は聞いたことのない愛嬌がいっぱいついていた。 たぶん、それはあかりのように口も利かないように見える女の子だとしても、大好きな人にはそう言えるだろう。
レンは部屋に戻った。 あかりが早くそばに来て横になるように手招きした。 レンがベッドに横になると、あかりは言った。

「私、こう言ったからといって変な子だとは思わないで。 誰かにこのように言ってみるのは本当に初めてなんだ。」
「変な子だとは全然思わない。 ところで、何を言おうとしているの?」
「もう一度キスしてくれ。」

レンもあかりがそうするのがもちろん全然嫌ではなかった。 いや、またアカリとキスをしながら言えない幸せ感に陥った。

もう10年前の世界にタイムスリップして1ヶ月近い時間になりつつあった。 学校ではクラスは違うが、学校でもたびたび会って家に帰るといつも一緒にいて、レンとアカリは楽しい時間を過ごしていた。

その日は買いに行くものがあって学校が終わった後アカリを先に家に送って一人で行って来たところだった。 家に帰るために車に乗ろうとすると、誰かがレンを呼んだ。

「芹沢蓮さん、その間お元気でしたか?」

レンは前に立っている人を見てびっくりした。 時間天使リナがレンの前に立っていた。
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