ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜
「ぬいぐるみ以外は綺麗に片付いてるのにね」




春美は首をかしげている。

確かに、ベッドの上もテーブルの上も本棚の絵本も乱雑さはなくスッキリしている。

ただただ、床に散乱しているぬいぐるみだけが異質な雰囲気を醸し出している。




「とにかくヒントを探さないと」




梨乃はそうつぶやくと小さな子ども用のテーブルに近づいた。

天板がクマの形をしていて可愛らしいそれは、小さな椅子とセットで置かれている。

どちらも背が低いから早くしないとすぐに水の中に沈んでしまいそうだ。




「星マークが描かれている」




梨乃はテーブルの上に置かれていた紙に視線を落としてふたりへ向けて声をかけた。


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